エルアラメイン（2005年生、母バーンダンス）

エルアラメイン（2005年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アフリカの第二次世界大戦の激戦区」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時18歳）と交配したバーンダンスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田湯牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方5戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、田島榮二郎によって651万円で落札された。

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月1日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

5月13日、中9週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトカーネーション特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

6月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 雨/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ゲストアスリートにクビ差交わされて2着となった。

7月19日、中2週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

8月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月23日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったモアスマイルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2009年）

6月3日、約8か月半の休養明けで迎えた10戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた12戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。