リリーグランツ（2012年生、母コメンデーション）

リリーグランツ（2012年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「純白な＋輝き（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したコメンデーションが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川勝春。戦績は、中央平地30戦2勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川正美から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、前川正美から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、森岡幸人によって810万円で落札された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月3日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

11月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた4戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2015年）

1月24日、中3週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入った。

2月7日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したノーフェイトに半馬身届かず2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロックキャンディにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月15日、中2週で迎えた8戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたビーチパラソル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレディゴーラウンドを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

8月16日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4歳（2016年）

1月24日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

2月14日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月23日、中9週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線に入ると、前で粘るフローラルダンサーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

10月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた18戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したイワヌガハナに半馬身届かず2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

11月27日、中2週で迎えた20戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5歳（2017年）

3月12日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（10戦2勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月29日、中5週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（11戦2勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（12戦2勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

6歳（2018年）

1月21日、約5か月の休養明けで迎えた26戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた28戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡育也騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月19日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

7月19日、中8週で迎えた31戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、はまなす特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。