フローラルダンサー（2012年生、母ラインクラージュ）

フローラルダンサー（2012年5月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花のような踊り子」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時15歳）と交配したラインクラージュが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着4回、地方12戦0勝。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、若林牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって105万円で落札された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月19日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

12月7日、中6週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

12月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったマコトカンパネッロにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2015年）

6月28日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアンジュデトワールを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月1日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月19日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた8戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月8日、中1週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

12月12日、中4週で迎えた10戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

4歳（2016年）

1月17日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマルカメテオにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

1月31日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

3月12日、中5週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、ファンシーリシェスにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5月21日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、リリーグランツに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月28日、連闘で迎えた18戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

10月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた22戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5歳（2017年）

4月29日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のスールキートスに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

5月6日、連闘で迎えた24戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた25戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、’17スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

9月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた27戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

11月7日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、立冬特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた29戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

12月22日、中0週で迎えた30戦目は、師走特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6歳（2018年）

1月31日、中5週で迎えた31戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた32戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、神奈川県アプリ・マイME-BYOカルテ杯（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた33戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦のレディスセレクション（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5月14日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた34戦目は、開成町瀬戸屋敷風鈴まつり特別（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月26日、中9週で馬体重を前走から27kg絞って迎えた35戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、海ほたる特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた36戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサマーナイトスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた37戦目は、秋涼特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた38戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、穂波スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7歳（2019年）

2月18日、約4か月半の休養明けで迎えた39戦目は、島風スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた40戦目は、NARGP最優秀賞金収得調教師賞記念（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。