ヒマラヤンブルー（1998年生、母ダイアモンドバレー）

ヒマラヤンブルー（1998年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のネーハイシーザー（当時8歳）と交配したダイアモンドバレーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地22戦4勝2着3回、中央障害2戦0勝、地方2戦0勝。2003年の函館記念(ハンデG3)で2着に入った他、2000年の東京スポーツ杯3歳ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畠山牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、畠山牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、中村畜産によって598.5万円で落札された。

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

9月3日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は436kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリリーカイザーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月10日、連闘で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウワシングンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた4戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルコンシャスに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月18日、中3週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯3歳ステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、タガノテイオーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2002年）

5月11日、約18か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上1600万下のメイステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のタニノエタニティに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7月7日、中2週で迎えた8戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のクラフトマンシップに1馬身1/4の差をつけて4勝目をゲットした。

8月18日、中5週で迎えた9戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（3戦3勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

10月20日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

12月7日、中6週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた12戦目は、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦3勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5歳（2003年）

6月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（5戦3勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた14戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（7戦3勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、エアエミネムに交わされて2馬身差の2着となった。

8月24日、中3週で迎えた16戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（9戦3勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

10月25日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で四位洋文騎手（10戦3勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

11月8日、中1週で迎えた19戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で四位洋文騎手（11戦3勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6歳（2004年）

7月11日、約8か月の休み明けで迎えた20戦目は、巴賞（函館芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で四位洋文騎手（12戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で四位洋文騎手（13戦3勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で四位洋文騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

9月25日、中6週で迎えた23戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8歳（2006年）

1月19日、約15か月の休養明けで迎えた25戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上（園田ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた26戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、ジャンボトロンカップ（園田ダート1870m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。