ロカマドール（2016年生、母モエレフルール）

ロカマドール（2016年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランスの小さな町の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したモエレフルールが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石橋本牧場。2021年の佐賀ヴィーナスカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2021年の秋桜賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石橋本牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイアイファームによって648万円で落札された。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月21日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のクリスタロスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月18日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3歳（2019年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月16日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月2日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、大塚海渡騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月8日、中3週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

4歳（2020年）

2月2日、中7週で迎えた9戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

2月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月19日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

6月12日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、湘南平賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月16日、中4週で迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンエイアースに3馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月11日、中3週で迎えた14戦目は、一騎当千賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターギアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月14日、中4週で迎えた15戦目は、日和風特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトミケンエンデレアを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて順当に勝利した。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定のハンデ戦のハートビートレディース（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のノラに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月11日、中9週で迎えた17戦目は、スマイルシティ・品川賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦4勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

5歳（2021年）

1月4日、中2週で迎えた18戦目は、招き猫特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブレークオンスルーをアタマ差だけ差し切って6勝目を挙げた。

1月29日、中3週で迎えた19戦目は、初春月特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレオズハウライトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中8週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦の’21 ティアラカップ（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（7戦5勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月20日、中2週で迎えた21戦目は、スパーキングマイラーズチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山崎誠士騎手（8戦5勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

5月23日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞の佐賀ヴィーナスカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山崎誠士騎手（9戦5勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンバラージュを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って7勝目を手中に収めた。

7月23日、中8週で迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山崎誠士騎手（10戦6勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた24戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で山崎誠士騎手（11戦6勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったグランデストラーダに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月7日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で山崎誠士騎手（12戦6勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

6歳（2022年）

1月27日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、初富士賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた27戦目は、萌え野特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（13戦6勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦の’22ティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（14戦6勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月22日、中9週で迎えた29戦目は、牝馬限定地方重賞の佐賀ヴィーナスカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（15戦6勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、麦日和特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（16戦6勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

7月15日、中4週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた31戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（17戦6勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた32戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた33戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定M1のビューチフルドリーマーカップ（盛岡ダート2000m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

10月25日、中7週で迎えた34戦目は、牝馬限定戦のクイーンズオーディション（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（18戦6勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクールフォルテをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

11月30日、中4週で迎えた35戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた36戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（19戦7勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

7歳（2023年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた37戦目は、牝馬限定戦の’23ティアラカップ（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（20戦7勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた38戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（21戦7勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた39戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、青葉空特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた40戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、中原オープン（川崎ダート1400m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた41戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、乗鞍短距離特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた42戦目は、牝馬限定地方重賞の撫子争覇（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた43戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの秋桜賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。