ポルカマズルカ（2006年生、母ダンシングサンデー）

ポルカマズルカ（2006年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「３拍子のポルカ（チェコの民俗舞曲）」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時14歳）と交配したダンシングサンデーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦5勝2着2回。2011年の札幌日経オープン(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

15歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、クールエッジによって220万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月13日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクラブトゥギャザーをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2009年）

1月10日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトレジャーバトルを3/4馬身振り切って2勝目をゲットした。

4月5日、中4週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では末脚が冴えず17着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のあおぎりステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（札幌芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したサトノエンペラーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月30日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のボーテセレストをクビ差振り切って3勝目を手にした。

10月25日、中7週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず17着に終わった。

12月26日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のグレイトフルステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ジャミールに3/4馬身交わされて2着となった。

3月13日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

5歳（2011年）

2月27日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月1日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビコーペグーを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って久々に勝利を挙げた。

6月19日、中3週で迎えた18戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモラピュタをクビ差だけ差し切って5勝目をマークした。

9月4日、中5週で迎えた20戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた21戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。