タイセイブレイズ（2018年生、母ニシノヘレンド）

タイセイブレイズ（2018年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+燃える」。毛色は鹿毛。種牡馬のワールドエース（当時9歳）と交配したニシノヘレンドが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は秋場牧場。2024年のジャニュアリーステークス(オープンハンデ)で2着に入った他、2024年の大和ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月4日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3歳（2021年）

6月12日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

6月20日、連闘で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、6着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、最後はキネシクスと並んで3着同着となった。

8月21日、中1週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、稲富大笑典（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポッドラピドに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月9日、中3週で迎えた11戦目は、初霜特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブリリアントリリーに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2022年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

2月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイショウマンサクをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた15戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

11月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた17戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5歳（2023年）

1月5日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したタイセイグラシアにハナ差届かず2着に甘んじた。

1月28日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月21日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの火打山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。最後はメイショウフジタカと並んで1着同着となった。

6月11日、中2週で迎えた21戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安芸ステークス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月1日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの外房ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月29日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの秋嶺ステークス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクセスローレルにクビ差届かず2着となった。

12月2日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの妙見山ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイセイブリリオに1馬身3/4の差をつけて5勝目を手にした。

6歳（2024年）

1月14日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したクロジシジョーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中4週で迎えた26戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、大和ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたスズカコテキタイ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2021年9月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。