オルレアン（2001年生、母ゴールドシェイド）

オルレアン（2001年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「地名（フランス）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時17歳）と交配したゴールドシェイドが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着4回、地方9戦0勝2着3回。2004年のサラブレッドチャレンジカップ(G3)で2着に入った他、2005年のTCK女王盃(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月15日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3月7日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月28日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、エフテープリマベラに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月18日、中2週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスマイルインパクトに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ブルーアドミラルに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオースミエンドレスに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

7月18日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラヴラヴラビットをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月7日、中2週で迎えた9戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の塩沢特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルモントパティに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳G3のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーセンブライトを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月20日、中8週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのトパーズステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

12月11日、中2週で迎えた13戦目は、師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

4歳（2005年）

1月19日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったレマーズガールにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月9日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月24日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

6月1日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、シアトルユーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、トーセンジョウオーに交わされて1馬身差の2着となった。

8月14日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの関越ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

8月27日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤直人騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5歳（2006年）

2月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた23戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月12日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

7月5日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

9月14日、中9週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

10月18日、中4週で迎えた28戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのtvk賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。