ウネントリッヒ（2007年生、母タケイチイチホース）

ウネントリッヒ（2007年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「無限（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時10歳）と交配したタケイチイチホースが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大西ステイブル。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月25日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

12月12日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

3歳（2010年）

1月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

1月24日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミクルに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

2月20日、中3週で迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

5月15日、中4週で迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

4歳（2011年）

1月8日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のエヴァをアタマ差振り切って久しぶりの実戦を制した。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月24日、中7週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の十日町特別（新潟ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月29日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（7戦2勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

10月1日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた17戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2012年）

1月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

1月21日、中1週で迎えた19戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたオリオンザポラリス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

2月19日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

4月14日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、抜け出したサマーコードにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月29日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフレンチミシルに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月7日、中5週で迎えた23戦目は、’12メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（8戦2勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の市原特別（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

11月17日、中7週で迎えた26戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた27戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

6歳（2013年）

4月14日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（9戦2勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた29戦目は、’13メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

9月15日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた31戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

11月30日、中7週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。