リリーミニスター（2017年生、母シーヴァージア）

リリーミニスター（2017年3月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+大臣(父名の一部)」。毛色は芦毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時14歳）と交配したシーヴァージアが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は高橋フアーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月6日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

10月5日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3歳（2020年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、最後はエーティーメジャーと並んで4着同着となった。

2月9日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエターナリーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

8月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のオーヴァーネクサスに1馬身1/4の差をつけて制した。

9月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの日進特別（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた13戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2020ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド阪神2戦（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4歳（2021年）

1月24日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 小雨/不良）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月1日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、勝ったサンレイファイトにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの弥富特別（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7月10日、中4週で迎えた18戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのインディアトロフィー（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

9月11日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの日進特別（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた20戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた21戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの菅名岳特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月7日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月20日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの出石特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたアルーブルト決め手に屈してハナ差の2着となった。

12月18日、中3週で迎えた24戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの赤穂特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたナリタフォルテ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5歳（2022年）

3月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた25戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの矢作川特別（中京ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月10日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの吹田特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月1日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの喜多方特別（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーアシオンをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

7月2日、中8週で迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月4日、中8週で迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスの西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの白川郷ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったヴィアメントにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

10月29日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上3勝クラスの西脇ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（10戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた32戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの茨木ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

12月17日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた34戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの尾頭橋ステークス（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6歳（2023年）

1月9日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上3勝クラスの瀬戸ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上3勝クラスの伊丹ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

5月27日、約3か月の休養明けで迎えた38戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（11戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた39戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの鶴ヶ城ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカズプレストに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月14日、約3か月半の休養明けで迎えた40戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、太秦ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた41戦目は、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。