エーティーメジャー（2017年生、母メルセンヌナンバー）

エーティーメジャー（2017年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時16歳）と交配したメルセンヌナンバーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ブルードメヤから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、荒木徹によって1,620万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月3日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したワンダーカタリナにクビ差届かず2着となった。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシーシーサザンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3歳（2020年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、最後はリリーミニスターと並んで4着同着となった。

1月26日、中2週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタッシーエルモをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

3月14日、連闘で迎えた8戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞ファルコンステークス（中京芝1400m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（4戦1勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では決め手が足りず17着に終わった。

11月23日、約8か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて18着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり17着に終わった。

4歳（2021年）

1月24日、中4週で迎えた11戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの秋吉台特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。17頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた12戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアサケエースをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。

5月2日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

7月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

11月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

5歳（2022年）

4月2日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く持ち堪えて、最後は2着のスキップを3/4馬身振り切って久方ぶりの実戦を制した。

12月11日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの知立ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

2022年12月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。