ワールドコンパス（2006年生、母マニックサンデー）

ワールドコンパス（2006年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界をまたにかけろ」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したマニックサンデーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の月岡温泉特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月13日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

2月21日、中6週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

3月14日、中2週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のゴールデンゴールに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアウトオブオーダー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルレンツに1馬身1/4の差をつけて制した。

8月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアロマンシェスに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

9月21日、中4週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたアンノルーチェ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月5日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

4歳（2010年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

8月1日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったゴールスキーにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

8月29日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したダノンヨーヨーにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月9日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5歳（2011年）

4月16日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた19戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く18着に敗れた。

10月29日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

6歳（2012年）

6月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。