タヤスジャッズ（1999年生、母ケイロツチ）

タヤスジャッズ（1999年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋地雷除去活動を行う団体」。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時7歳）と交配したケイロツチが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田猛。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方11戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年のりんどう賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、新進コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、上野育成牧場から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、横瀬寛一によって3,150万円で落札された。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

8月3日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず最後はソロトリップと並んで9着同着となった。

8月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

9月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるブライアンボーイを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月19日、中3週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、逃げるウインレガートにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2003年）

5月28日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、黒岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったキサスキサスキサスから5馬身差の2着に敗北した。

6月10日、中1週で迎えた7戦目は、妙見岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた8戦目は、市房山カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた9戦目は、阿蘇稲星山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井浩和騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカキスターから8馬身差の2着となった。

8月3日、中2週で迎えた10戦目は、阿蘇米塚カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井浩和騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンコンドルから半馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中0週で迎えた11戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井浩和騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた12戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、俵山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のエスジーマックスをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた13戦目は、倉岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新町充寿騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノハクチョウオから3馬身差の2着となった。

10月29日、中4週で迎えた14戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミッシーシャロムに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月19日、中2週で迎えた15戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、中津ジョッキーズメモリアル（荒尾ダート1500m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月28日、中5週で迎えた16戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

5歳（2004年）

2月5日、中5週で迎えた17戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた18戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。