トウショウジャック（2008年生、母イゾラトウショウ）

トウショウジャック（2008年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のノボジャック（当時11歳）と交配したイゾラトウショウが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の武家屋敷こもかけ特別(一般B1一)。

経歴

デビュー前

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月11日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

3歳（2011年）

1月30日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では出色の末脚を発揮し、4着に入った。

5月7日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったアポロスカイナイトに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月17日、中4週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

10月1日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャトルアップにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月25日、中2週で迎えた9戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた11戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、武家屋敷こもかけ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマヤノララルーを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月4日、中1週で迎えた12戦目は、のと鉄道クリスマス列車特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた13戦目は、寒水荒行特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4歳（2012年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、東日本大震災復興支援特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は川添明弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。