エスト（2016年生、母パシオンルージュ）

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、レディオスコーポレーションによって3,564万円で落札された。

2歳（2018年）

6月16日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

8月25日、中9週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のコハルビヨリを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月7日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったメイショウケイメイに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月15日、中6週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3歳（2019年）

2月16日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

5月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月28日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、抜け出したエムティアンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月26日、中9週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/重）に出走。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（2020年）

2月9日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた13戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

4月26日、中8週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたメイショウオトワ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月31日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のヒミノブルーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

8月2日、中8週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴィーナスフローラを3/4馬身振り切って優勝

9月27日、中7週で迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

11月14日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月13日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦2勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

5歳（2021年）

3月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北村友一騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた22戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 雨/重）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

6月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの松風月ステークス（中京ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの薩摩ステークス（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月30日、中9週で迎えた27戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの西脇ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた28戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

6歳（2022年）

1月10日、中7週で迎えた29戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

2022年1月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。