ナムラスタリオン（1985年生、母グロリーウェイ）

ナムラスタリオン（1985年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時10歳）と交配したグロリーウェイが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回、地方17戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月31日、デビュー戦は五十嵐忠男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアラホウトクを上がり2位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

2月21日、中2週で迎えた2戦目は、4歳400万下のこぶし賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐忠男騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐忠男騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月16日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐忠男騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた5戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐忠男騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐忠男騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カミナリモンにハナ差交わされて2着に惜敗した。

10月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐忠男騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

12月4日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐忠男騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のダイナレビューをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月11日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐忠男騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（1989年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた11戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のツキノラデカルをアタマ差振り切って3勝目をつかんだ。

2月18日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上1400万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は五十嵐忠男騎手（9戦2勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月5日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の鳴門ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐忠男騎手（10戦2勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着を確保した。

3月18日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で五十嵐忠男騎手（11戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月1日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のなにわステークス（阪神芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で五十嵐忠男騎手（12戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月22日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の上賀茂ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で五十嵐忠男騎手（13戦2勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月25日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、フエニックス（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドフアルコンに半馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

10月10日、中1週で迎えた18戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、ペガサス（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハローボギイから1馬身半差の2着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた19戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、北国王冠（金沢ダート2300m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた20戦目は、ペガサス（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のカツノオーカンに2馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

5歳（1990年）

4月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、農林水産大臣賞典（金沢ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月6日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、JTB賞（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月11日、約7か月半の休み明けで迎えた23戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、フエニックス（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1991年）

2月1日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月8日、中4週で迎えた25戦目は、植栗守騎手を鞍上に迎えて、一般A2 B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた26戦目は、一般A2 B1（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で植栗守騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた27戦目は、栗林宏騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた28戦目は、野口眞一騎手を鞍上に迎えて、一般A2 B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月18日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた29戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（1992年）

1月31日、中5週で迎えた30戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた31戦目は、一般A（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐川久芳騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた33戦目は、一般A（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐川久芳騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。