ゼンダンキズナ（2021年生、母キョウワフェアリー）

ゼンダンキズナ（2021年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したキョウワフェアリーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は協和牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方9戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月8日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

5月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びで驀進したが、勝ったバンダムアゲインにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の有希央&裕理結婚式記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、バンダムアゲインに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイセイビクトリアを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

7月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて抜け出し、最後は2着のモイエンドに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の川島夜店市記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったキモンゲームに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の入道雲特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺竜也騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったバンダムアゲインに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のいわし雲賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺竜也騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のキモンゲームに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月11日、中3週で迎えた10戦目は、栗きんとん特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺竜也騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったニホンピロペリーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた11戦目は、祝!すぐるさん!中村傑生誕記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺竜也騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴァシロペスに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。