ベンガルタイガー（1984年生、母ソウエツホーク）

ベンガルタイガー（1984年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のシリコーン（当時22歳）と交配したソウエツホークが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小林牧場。戦績は、中央平地19戦4勝2着4回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の富良野特別(400万下)。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

4月19日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は488kg。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は谷中公一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のライトハンターをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下のアマリリス賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

12月13日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月19日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったワンダーアプローズに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4歳（1988年）

1月30日、中5週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったインターシオカゼに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったヤマニントライアルにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたダイナスピーチ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月12日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の石狩特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の十勝岳特別（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲーリックワゴンに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月16日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のゴールドピネースに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月30日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の富良野特別（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東信二騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメルセデスローマンに3馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（1989年）

8月13日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の赤倉特別（新潟ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

11月4日、中9週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月24日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

6歳（1990年）

6月22日、約6か月の休養明けで迎えた20戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、ガーベラ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月2日、中0週で迎えた21戦目は、グラジオラス特別（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた23戦目は、カンナ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた24戦目は、ダリア特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月17日、中3週で迎えた25戦目は、内沢信昭騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。