トライアンファル（2003年生、母タガノロリエット）

トライアンファル（2003年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「勝利の」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時12歳）と交配したタガノロリエットが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方17戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の一般C17。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三枝牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤久枝によって745.5万円で落札された。

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月5日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、M.モンテリーゾ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた3戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず18着に終わった。

4月23日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

8月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月13日、中7週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C30（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラプレミアムに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた11戦目は、吉田稔2000勝達成記念（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4歳（2007年）

1月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般C30（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた14戦目は、一般C32（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウインウォリアーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C17（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月21日、中1週で迎えた16戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月10日、中2週で迎えた17戦目は、一般C20（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスティールレディに1馬身半の差をつけて制した。

5月23日、中5週で迎えた18戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた20戦目は、佐藤三郎還暦記念（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマツケンパワーに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月12日、中2週で迎えた21戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤンキーズボーイに7馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

8月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた24戦目は、やまとちゃん3歳記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。