ベンディシオン（2011年生、母ヘヴンリービーナス）

ベンディシオン（2011年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天恵（西）」。毛色は芦毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時13歳）と交配したヘヴンリービーナスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地3戦0勝、地方17戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の3歳C2二。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月30日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた2戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

6月23日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、西谷泰宏騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、リトルキングに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたバロンドール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナスノケリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月23日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように疾駆したが、ヒトシレズにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月21日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（2015年）

3月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、奥州商工会議所青年部杯（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた14戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた16戦目は、東日本大震災復興祈念創生（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキクノソレイユに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

7月25日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったドヤガオに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

8月1日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のリュウジンオーに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月8日、連闘で迎えた19戦目は、ひろのまきば天文台星空賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオーミフォレストを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

8月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタケデンエメラルドを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。