サインオブラブ（1998年生、母スイートリビー）

サインオブラブ（1998年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時19歳）と交配したスイートリビーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着4回、中央障害4戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,260万円（12.6万×100口）で一口馬主が募集された。

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月3日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中京ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメジロダンダークを差し切れず、3馬身半差の2着となった。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未出走（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリーガルスタイルをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

4月1日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエイシンスプリングを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

4月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

5月20日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（10戦1勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

12月16日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で飯田祐史騎手（11戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

4歳（2002年）

1月19日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で飯田祐史騎手（12戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

2月3日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月16日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた16戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた17戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた18戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2003年）

4月12日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（13戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったシノグラフィーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月1日、中2週で迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したシーハッスルにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月21日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマルタカハーブを半馬身振り切って久々に勝利を挙げた。