メジロダンダーク（1998年生、母メジロロベルタ）

メジロダンダーク（1998年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時9歳）と交配したメジロロベルタが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）まるとみ冨岡牧場。戦績は、中央平地27戦6勝2着1回、地方14戦1勝2着1回。2006年の門別温泉とねっこの湯特別(一般)に勝利した他、2005年のスキャン賞(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

3月3日、デビュー戦は高橋智大騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中京ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は528kg。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサインオブラブに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ムーンライトタンゴに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月4日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のカノヤチカラを半馬身振り切って2勝目をマークした。

4歳（2002年）

1月14日、約8か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

10月20日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

11月10日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5歳（2003年）

1月26日、中5週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のベラージオを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

2月22日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の早春賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋智大騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

3月22日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の両国特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り最後はプリモピアットと並んで7着同着となった。

4月12日、中2週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のマイネルウォリアーに3馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

4月26日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月5日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（11戦1勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

12月6日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く持ち堪えて、最後は2着のゲイリーファントムを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた20戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

2月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（13戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のシャイニンルビーをアタマ差振り切って6勝目を手中に収めた。

3月21日、中4週で迎えた22戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（14戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り雨/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（15戦2勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのサウジアラビアロイヤルカップ（東京ダート1600m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（16戦2勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

10月30日、約6か月の休養明けで迎えた25戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい17着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋智大騎手（2戦1勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。最後は失速してしまい18着に終わった。

7歳（2005年）

7月17日、約8か月の休み明けで迎えた27戦目は、NSTオープン（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（17戦2勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて17着に終わった。

9月1日、中6週で迎えた28戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、ヘクタープロテクター賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた29戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、スキャン賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスローンフォルから1馬身半差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた30戦目は、がんばれ地方競馬特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた31戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8歳（2006年）

4月19日、約6か月の休養明けで迎えた32戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマンショウを3/4馬身振り切って久々の実戦を物にした。

5月5日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

6月8日、中4週で迎えた34戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた35戦目は、プログレス日高特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた36戦目は、イーグルカフェ賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた37戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、ヘクタープロテクター賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた38戦目は、アルタイル特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中村裕司騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた39戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村裕司騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた40戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で中村裕司騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

9歳（2007年）

4月25日、約5か月半の休み明けで迎えた41戦目は、平取義経特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中村裕司騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。