スリーナイトダリア（2012年生、母ソーラーヴィジョン）

スリーナイトダリア（2012年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「３日間＋冠名。３日間咲くダリア」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時27歳）と交配したソーラーヴィジョンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方12戦4勝。主な勝ち鞍は2016年の一般C1-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、野坂牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田中由子によって1,732.5万円で落札された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

5月17日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

7月4日、中6週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月27日、中9週で迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた5戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月19日、中7週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

4歳（2016年）

4月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマックスムーヴァに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

4月12日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウエスタンソレイユに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月3日、中2週で迎えた9戦目は、九谷茶碗まつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた10戦目は、輪島市民まつり賞（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシェーンファルコに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

6月28日、中1週で迎えた12戦目は、熊本地震被災地復興支援（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

7月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般B2-5（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

7月26日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた14戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスプリングデジレを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

9月18日、中7週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた15戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

10月25日、中4週で迎えた16戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた17戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた18戦目は、おいもさんもぐもぐ盃（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で葛山晃平騎手（10戦3勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。