トラファイアー（2014年生、母スールドゥカノウ）

トラファイアー（2014年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より＋火」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時5歳）と交配したスールドゥカノウが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地2戦0勝、地方17戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2018年の一般C3-7。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐竹学から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、増田和啓によって388.8万円で落札された。

桜田浩樹厩舎（盛岡）へ入厩。

3歳（2017年）

8月14日、デビュー戦は山本政聡騎手を鞍上に据えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は459kg。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた2戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のペイシャムーンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月10日、中1週で迎えた3戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレオエタニティーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月16日、連闘で迎えた4戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブラックチョコに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月30日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったビービージンガに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2018年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から23kg減らして迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

3月11日、中7週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

4月15日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3 16（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のタガノレオナルドに1馬身の差をつけて優勝

4月24日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルペイズリーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクリスティヴィッツに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月2日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のボーアムルーズを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

7月10日、中2週で迎えた14戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、カンナ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた15戦目は、ひまわり特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた16戦目は、孝太郎1歳特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（6戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったノーフェイトに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中2週で迎えた19戦目は、頑張れ!高知競馬特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。