カネコメカイシン（1999年生、母タカラカイシン）

カネコメカイシン（1999年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時13歳）と交配したタカラカイシンが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は小西ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方7戦1勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小西ファームから「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月7日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は534kg。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェブラリーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた3戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた4戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月16日、中0週で迎えた7戦目は、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナナカマド特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた9戦目は、3歳戦のもみじ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月30日、中7週で迎えた10戦目は、緒方洋介騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた11戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のビートアローに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2003年）

2月8日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5歳（2004年）

5月17日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

5月30日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた15戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

7月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。