ナンヨーノワタクシ（1998年生、母オプトロニクス）

ナンヨーノワタクシ（1998年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時11歳）と交配したオプトロニクスが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地7戦2勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳500万下(牝)。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

1月8日、デビュー戦は伊藤暢康騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のエトワールブルーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月4日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のディナマッハに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦2勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

5歳（2003年）

2月16日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg絞って迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

6月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

9月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、夢前川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。