ラホーヤノキセキ（2014年生、母エアラホーヤ）

ラホーヤノキセキ（2014年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部+父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時11歳）と交配したエアラホーヤが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤原牧場。戦績は、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,800万円（9万×200口）で一口馬主が募集された。

今津博之厩舎（名古屋）へ入厩。

4歳（2018年）

5月22日、デビュー戦は大畑雅章騎手を鞍上に据えて、一般C19（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウワンマミサンに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた2戦目は、大高川特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリンセスミオに約12馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

9月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた3戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアーバレストに約18馬身の大差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のグランデミノルに3馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

5歳（2019年）

1月12日、中4週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

8月3日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は森一馬騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月15日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月1日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

6歳（2020年）

4月5日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったメイプルグレイトに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7歳（2021年）

4月10日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着に入った。

5月8日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では不撓の闘魂で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のメラナイトをハナ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

7月18日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの西部日刊スポーツ杯（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、伸びてきたメディクス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月28日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの釜山ステークス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、逃げるシンシティにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月6日、中9週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安芸ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

8歳（2022年）

2月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月26日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた18戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのやまびこステークス（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

7月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスのマレーシアカップ（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月27日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの釜山ステークス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの初風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小沢大仁騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

2022年12月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。