ハトマークレディ（2013年生、母マンイーター）

ハトマークレディ（2013年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「鳩＋マーク＋女性。優雅な馬になって欲しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時14歳）と交配したマンイーターが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は合名会社社台牧場。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月25日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

3歳（2016年）

1月23日、中8週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

3月6日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

4月30日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ライトフォーミーにアタマ差交わされて2着となった。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月31日、中7週で迎えた8戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、モズワッショイにハナ差交わされて2着に惜敗した。

8月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ウインフェルベールに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月4日、中2週で迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヴィクトリアマンボに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2017年）

1月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた12戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、アンミにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月4日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のタガノヴェルリーをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

6月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

9月2日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

5歳（2018年）

2月13日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフィネスに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

4月14日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（5戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

8月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（7戦2勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

12月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

6歳（2019年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（8戦2勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。