アロマジュエリー（2002年生、母ラベンダーベール）

アロマジュエリー（2002年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「香りの宝石」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したラベンダーベールが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の一般C2七八九。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月13日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入り込んだ。

3月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4月30日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

11月24日、中8週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の藍の花特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

12月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

4歳（2006年）

1月23日、中3週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミサトキャシャーンに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月1日、中9週で迎えた12戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月9日、中9週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

8月12日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、グロリアスアーチに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

5歳（2007年）

3月10日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。