マスタールティア（2007年生、母ウインデンファーレ）

マスタールティア（2007年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時10歳）と交配したウインデンファーレが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は細川農場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、細川農場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月23日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

11月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月12日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2010年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のメイショウセキトバに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3月14日、中9週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた7戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したドロにクビ差届かず2着となった。

6月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月25日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

4歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

4月2日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

5月7日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

10月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、はやぶさの故郷さがみはら賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月20日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、金木犀特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた18戦目は、ギャロップ賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた19戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5歳（2012年）

6月15日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた21戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、海開き特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。