エイシンジェイド（1999年生、母ホットスポット）

エイシンジェイド（1999年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時12歳）と交配したホットスポットが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は榊原敏明。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方5戦1勝2着2回。2002年のオクトーバー特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、榊原敏明から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、平井豊光によって840万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

10月14日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2002年）

8月12日、約8か月半の休み明けで迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったオンワードセイハに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジェンツマグナム決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月18日、中0週で迎えた8戦目は、3歳戦のナティーレイン特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のナチュラルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のエポドスに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、オクトーバー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったデュエットシチーから半馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2003年）

7月30日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、潮騒特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。