マーベラスチーフ（2003年生、母ラジョワ）

マーベラスチーフ（2003年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋親方」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時13歳）と交配したラジョワが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地18戦1勝、中央障害7戦1勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月19日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

3歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた5戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

1月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウォータートリトンを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

2月12日、中1週で迎えた7戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6月25日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下の洛東特別（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

8月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた13戦目は、神崎川特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

4歳（2007年）

5月6日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/不良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 小雨/重）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノブルーグラスをクビ差制して久しぶりに白星を挙げた。

8月4日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた19戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた21戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5歳（2008年）

1月13日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた24戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/重）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月11日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、水無月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた26戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた27戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月11日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に敗れた。