ホウヨウエバート（1991年生、母グランドスラム）

ホウヨウエバート（1991年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時14歳）と交配したグランドスラムが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

7月2日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったエリモノタカにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、伸びてきたジョウノジュエリー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のハヤテエイコウに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月6日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

4歳（1995年）

1月28日、中5週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

7月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月20日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川寛和騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川寛和騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ティアーズムーンにアタマ差交わされて2着となった。

10月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

11月19日、中3週で迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて最後はヒースネックレスと並んで7着同着となった。