サンデーピクニック（1996年生、母アトール）

サンデーピクニック（1996年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したアトールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回、海外4戦2勝。1999年のクレオパトル賞(仏・牝G3)に勝利した他、2000年のクイーンステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

2歳（1998年）

10月11日、O.ペリエ騎手を鞍上に据えて、7頭立ての1番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、2着のDance Du Closに3/4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1999年）

4月14日、牝馬限定3歳G3のペネロープ賞（フランス・サン＝クルー芝2100m）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月10日、牝馬限定3歳G3のクレオパトル賞（フランス・サン＝クルー芝2100m）に出走。鞍上は3戦連続でO.ペリエ騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のSide Saddle Iに2馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を掴み取った。

6月4日、3歳G1のオークス（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続でO.ペリエ騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（2000年）

4月23日、約11か月の休養明けで迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグリーンプレゼンスに1馬身の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

7月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定G3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の安達太良特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクリスマスツリーを半馬身振り切って断然人気に応えた。

8月13日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

5歳（2001年）

1月8日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月10日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したミデオンビットにクビ差届かず2着に甘んじた。