エンジェルアイ（1999年生、母ハナブサワン）

エンジェルアイ（1999年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時9歳）と交配したハナブサワンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は佐々木忠義。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2002年の中島公園特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西川富岡牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

2月3日、デビュー戦は池田鉄平騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

2月27日、中0週で迎えた3戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた4戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したベルモントレイアを差し切れず、2馬身差の2着となった。

5月11日、中7週で迎えた5戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた6戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月12日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の中島公園特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のクリエイティブパワに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月30日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

4歳（2003年）

2月2日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスウィートダンスに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

2月15日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

3月29日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田辺裕信騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5歳（2004年）

2月1日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で田辺裕信騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

3月21日、中6週で迎えた16戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では見せ場なく16着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。