スウィートダンス（1998年生、母スウィートステップ）

スウィートダンス（1998年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時11歳）と交配したスウィートステップが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

2月10日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のハセノレジーナに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月17日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

7月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のホンモノに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

7月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦2勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（6戦2勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4歳（2002年）

1月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月10日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたゲイリーピクシー決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月9日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の春風賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着に入った。

3月31日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（9戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（10戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（11戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったトラストカイリキーにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

6月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（13戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

7月20日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で武士沢友治騎手（14戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

5歳（2003年）

1月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンジェルアイに9馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

2月23日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（15戦2勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（16戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（17戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（18戦2勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（19戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

10月5日、中5週で迎えた24戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

6歳（2004年）

3月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカミスドリームに2馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

4月14日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。