リンガスウラン（2013年生、母サクラフォーエバー）

リンガスウラン（2013年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋元素の一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時6歳）と交配したサクラフォーエバーが18歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

8月2日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は398kg。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月11日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、6着に終わった。

3歳（2016年）

1月11日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

2月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

4月24日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず最後はアキツシマと並んで9着同着となった。

6月26日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヤマカツサファイヤに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。