オメガエリタージュ（2017年生、母オメガハートロック）

オメガエリタージュ（2017年3月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+受け継ぐもの(仏)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時8歳）と交配したオメガハートロックが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の清秋ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で2着に入った他、2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月10日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったグランデマーレに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3歳（2020年）

2月1日、中8週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月11日、中6週で迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケイアイロトルアに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

8月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のノーブルプルートに1馬身半の差をつけて優勝

9月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

11月23日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの東村山特別（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

4歳（2021年）

1月31日、中9週で迎えた11戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた12戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月29日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの富嶽賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの青梅特別（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦2勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

8月21日、中8週で迎えた15戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

12月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの夙川特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

5歳（2022年）

1月23日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。12着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったゼノヴァースから8馬身差の2着となった。

11月20日、約9か月半の休養明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた20戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のブラウシュヴァルツに4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

6歳（2023年）

2月11日、中8週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフォッサマグナから1馬身差の2着となった。

3月25日、中5週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月17日、中7週で迎えた24戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニンマヒアから4馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルヴァッサーからアタマ差の2着に甘んじた。

9月23日、中9週で迎えた26戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は森一馬騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルメンダールから1馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中3週で迎えた27戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7歳（2024年）

2月3日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月22日、中8週で迎えた30戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの京極特別（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた31戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの横手特別（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた33戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、鮑特別（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた34戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。