テイエムヒショウ（2020年生、母マヤノマヤ）

テイエムヒショウ（2020年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+飛翔」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時17歳）と交配したマヤノマヤが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方9戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2024年の長崎街道大村宿特選(一般C1)。

経歴

デビュー前

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月23日、デビュー戦は川端海翼騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は492kg。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

11月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったアントニオヒロキにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月14日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は川端海翼騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた6戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したタイセイウォリアーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

5月14日、連闘で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

デビュー前

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

7月15日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての1番ゲートからスタート。競走除外となった。

8月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

2023年9月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、来年はJBC2024佐賀・門別開催賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

4歳（2024年）

1月5日、中2週で迎えた11戦目は、七福神賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したキタカラキタオペラに半馬身届かず2着となった。

2月3日、中1週で迎えた13戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で金山昇馬騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、長崎街道彼杵宿特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金山昇馬騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったハッピーホンコンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で迎えた15戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた16戦目は、長崎街道大村宿特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンホーキラーに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月13日、中2週で迎えた17戦目は、春暖賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のカシノルーカスに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月27日、中1週で迎えた18戦目は、スイートピー賞（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったスズカサウスソングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。