スズカサウスソング（2017年生、母ファイトソング）

スズカサウスソング（2017年1月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したファイトソングが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C20。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって2,268万円で落札された。

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

3月14日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったアンジェロフィリオに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

3月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

8月15日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた4戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4歳（2021年）

2月24日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクワトロチェントに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレベールに4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

7月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のスズノレイラに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月12日、中1週で迎えた9戦目は、藤前干潟特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキングリアリティーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

5歳（2022年）

1月23日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

6月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニシノアナを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったカルネアサーダに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスンヌンタイに1馬身3/4の差をつけて5勝目をゲットした。

7月30日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスのおおぞら特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で泉谷楓真騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた19戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2022ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた21戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

6歳（2023年）

1月15日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4月2日、中6週で迎えた24戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月15日、中1週で迎えた25戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

6月3日、中6週で迎えた26戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

2020年10月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月30日、中7週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた28戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、乃木坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

7歳（2024年）

1月23日、中2週で迎えた29戦目は、一般B3六（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた30戦目は、狸穴坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた31戦目は、加茂飛翔騎手を鞍上に迎えて、桃月賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったケンブリッジラテに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中2週で迎えた32戦目は、ブラッドストーン賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加茂飛翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

2021年9月16日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。