カルネアサーダ（2019年生、母ハラペーニョペパー）

カルネアサーダ（2019年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「メキシコの肉料理。唐辛子ソースでいただく」。毛色は芦毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したハラペーニョペパーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の淀短距離ステークス(オープン)で2着に入った他、2023年のタンザナイトステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月26日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったキングエルメスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月3日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月15日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

9月4日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西谷凜騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2022年）

3月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテキサスフィズを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクロジシジョー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月15日、中3週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったチェイスザドリームに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスズカサウスソングに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

7月24日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のラキエータに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月5日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安芸ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（5戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のウォームライトに1馬身1/4の差をつけて4勝目を挙げた。

12月11日、中4週で迎えた12戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4歳（2023年）

1月9日、中3週で迎えた13戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったホープフルサインにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月12日、中4週で迎えた14戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

4月9日、中7週で迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月11日、中8週で迎えた16戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた17戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったゾンニッヒにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのしらかばステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた19戦目は、UHB賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田大和騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、シナモンスティックに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月7日、中7週で迎えた20戦目は、藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田大和騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

12月16日、中9週で迎えた21戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のホープフルサインをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2024年）

1月13日、中3週で迎えた22戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、最後はサトノラムセスと並んで4着同着となった。

4月14日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。