シナモンスティック（2019年生、母マイネデセール）

シナモンスティック（2019年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カプチーノに添える香料の代表格。父名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時13歳）と交配したマイネデセールが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2023年のキーンランドカップ(G3)で2着に入った他、2023年のUHB賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月25日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。17頭立ての12番人気で大外17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したファンデルにクビ差届かず2着となった。

8月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、6着に終わった。

9月25日、中6週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたユキヤナギ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブレスバイルーラーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

12月12日、中5週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのつわぶき賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3歳（2022年）

1月15日、中4週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

5月28日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳1勝クラスのゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のラッキークローバーに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトーセンサンダーを3/4馬身振り切って3勝目を挙げた。

8月6日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（4戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

10月15日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（5戦2勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（6戦2勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

4歳（2023年）

4月29日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの朱雀ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月28日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月24日、中3週で迎えた16戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のタイセイシェダルに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月16日、中2週で迎えた17戦目は、福島テレビオープン（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた18戦目は、UHB賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカルネアサーダを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて5勝目をマークした。

8月27日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナムラクレアに交わされて1馬身差の2着となった。

5歳（2024年）

1月8日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、カーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

3月2日、中7週で迎えた21戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。