トーセンサンダー（2019年生、母カグラグレイス）

トーセンサンダー（2019年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+雷、雷鳴」。毛色は青鹿毛。種牡馬のトーセンファントム（当時12歳）と交配したカグラグレイスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月13日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のグラスミヤラビをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2022年）

1月22日、約7か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

6月12日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/重）に出走。17頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のミッキーハローに1馬身3/4の差をつけて2勝目を獲得した。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったシナモンスティックにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

12月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスのキャンドルライト賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2023年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの小郡特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に58kgの斤量を背負って出走。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

3月11日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた12戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月10日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6月17日、連闘で迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したハギノモーリスにクビ差届かず2着となった。

5歳（2024年）

3月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた19戦目は、佐藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

4月21日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤翔馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。