アンビホールドゥン（2009年生、母Romantic Summer）

アンビホールドゥン（2009年2月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「道徳的義務のない」。毛色は芦毛。種牡馬のBluegrass Cat（当時6歳）と交配したRomantic Summerが21歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

9歳のとき、日進牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。10歳のとき、日進牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ジェネラルファームによって33万円で落札された。

大樹レーシングクラブにて総額1,600万円（8万×200口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

12月10日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

3歳（2012年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、サウンドマンデュロにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のフェータルローズに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月17日、中8週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

10月8日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月8日、中8週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の茶臼山特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

4歳（2013年）

2月2日、中7週で迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。