サクラアンビション（2000年生、母サクラレデイⅡ）

サクラアンビション（2000年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大望、大志　大きな望みを持ってレースに臨むように」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時11歳）と交配したサクラレデイⅡが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方15戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の夕刊フジ賞(B2一)。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

7月6日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

8月24日、中6週で迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい17着に敗れた。

10月10日、中6週で迎えた4戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C5 27（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のグローブトウショウに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月1日、中2週で迎えた5戦目は、一般C5 22（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエフテーロマンに半馬身の差をつけて優勝

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4 C5-24（高崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のデジタルクイーンに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月29日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4 12（高崎ダート1330m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタイインカローズに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2004年）

2月28日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4月10日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月19日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

9月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月25日、中7週で迎えた13戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5歳（2005年）

4月10日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月30日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツヨシローズに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7月27日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C5-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリンセスミノリーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月18日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C4-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスウィープアロングに3馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

8月30日、中1週で迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、小野ひまわり特別（姫路ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のサウンドスケープをクビ差振り切って7勝目を手中に収めた。

9月14日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユメノラヴソングに1馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

10月11日、中3週で迎えた21戦目は、宍粟市誕生記念一宮温泉まほろばの湯特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた24戦目は、スーパーバードカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた25戦目は、夕刊フジ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（7戦3勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテクノタイガーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6歳（2006年）

1月25日、中3週で迎えた26戦目は、滝野温泉「ぽかぽ」特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。