キタヤマオウジョ（1984年生、母キタヤマジョオ）

キタヤマオウジョ（1984年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホクトボーイ（当時11歳）と交配したキタヤマジョオが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小笠原隆。戦績は、中央平地20戦1勝2着4回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

戸山為夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

2月28日、デビュー戦は林満明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた3戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月17日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったバンブータローにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月24日、連闘で迎えた6戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったブゼングラスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のクロスゲームに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた10戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったリュウヒエンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の犬山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

4歳（1988年）

4月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月7日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（阪神芝2500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、リードを5馬身以上確保して、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

8月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上400万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、シャインビューティに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

8月28日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の江差特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下の湯浜特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端を奪い、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

9月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。