セントラルマドンナ（1990年生、母ブラツクレター）

セントラルマドンナ（1990年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクリスタルパレス（当時16歳）と交配したブラツクレターが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地37戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は1995年のみちのくステークス(ハンデ)。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

6月14日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月1日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテクノエースに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月12日、中5週で迎えた6戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のハルヒデプリンスに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

3歳（1993年）

3月6日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は横山義行騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、コンバットチャンスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月20日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた12戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ホクトフィルに交わされて3馬身半差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

6月6日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で横山義行騎手（10戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアカネテイオーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月26日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山義行騎手（11戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山義行騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山義行騎手（13戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、最後はアルファルドと並んで3着同着となった。

4歳（1994年）

2月5日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で横山義行騎手（14戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で横山義行騎手（15戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた21戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’94セレブレイションカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（16戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルシャダイを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

4月17日、中2週で迎えた23戦目は、卯月ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（17戦2勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

6月11日、中7週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（18戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（19戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（20戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山義行騎手（21戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の長万部特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山義行騎手（22戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったフジノトップロマンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月27日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下のウトナイ湖特別（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で横山義行騎手（23戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で横山義行騎手（24戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエルザサンライズに5馬身の差をつけて4勝目を手にした。

10月8日、中3週で迎えた31戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で横山義行騎手（25戦3勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた32戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

5歳（1995年）

5月7日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（26戦3勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた34戦目は、麦秋ステークス（東京ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた35戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、関ケ原ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

7月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、ハンデ戦のみちのくステークス（福島ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は横山義行騎手（27戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のカサブランカシチーに3馬身半の差をつけて優勝

8月20日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた37戦目は、関越ステークス（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（28戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。