ハウンドフォンテン（2000年生、母ライジングフェアー）

ハウンドフォンテン（2000年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「激しく追跡する＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のヒシアケボノ（当時8歳）と交配したライジングフェアーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方14戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年のフェイスフルステッキ特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、一山雄二郎から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、吉橋計によって420万円で落札された。

山浦武厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2002年）

11月8日、デビュー戦は山中尊徳騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

12月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中尊徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマヤノトップハートを差し切れず、3馬身差の2着となった。

3歳（2003年）

1月22日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中尊徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサウンドワンダーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のベストホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中尊徳騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモインバイトに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月17日、中5週で迎えた5戦目は、3歳オープンの’03雲取賞（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山中尊徳騎手（4戦2勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山藤賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

6月3日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紫陽花特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の合歓特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、一般C1五イ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマツトシエースをハナ差振り切って休養明けの一戦を物にした。

12月11日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、銀河特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアリオンカイザーに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2004年）

1月16日、中4週で迎えた11戦目は、初春特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のユメノジェネラスをクビ差振り切って5勝目を手にした。

3月24日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったユメノジェネラスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月13日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた13戦目は、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたメロウリリック決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月11日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、ファンシーレイン特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月16日、約6か月半の休み明けで迎えた15戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーススポットを次元の違う末脚で半馬身差し切って久しぶりの実戦を制した。