タケノコーリー（1984年生、母タケノダンサー）

タケノコーリー（1984年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時17歳）と交配したタケノダンサーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地4戦2勝2着1回。1986年のラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス(G3)で3着に入った他、1986年のクローバー賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

8月2日、デビュー戦は秋山忠一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアグリッパーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のトキノキャロルに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月22日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマニンアーデンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月7日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。