ミヤビシャンス（2013年生、母タフグレイス）

ミヤビシャンス（2013年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幸運（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時15歳）と交配したタフグレイスが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大成牧場。主な勝ち鞍は2017年の西瓜特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

林隆之厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2016年）

6月16日、デビュー戦は山崎誠士騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は467kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハッピーハロウィンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月8日、中2週で迎えた2戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のキャンパスチャレンジカップ（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ムーンライトハニーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の宇宙恐竜「ゼットン」杯（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビジュユノに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月23日、中3週で迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエヌティサワヤカに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月4日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、佐藤傅一傘寿記念（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカネトシヴェルスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月13日、中5週で迎えた7戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヴェスペルティリオに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2017年）

1月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、初詣特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた9戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

4月4日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1五六（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、湘南江の島海の女王杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

8月2日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた13戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞in川崎（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったミュゼマリオネットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた14戦目は、西瓜特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクロヒゲを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月6日、中1週で迎えた15戦目は、やまなみ五湖「丹沢湖」杯（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月11日、中4週で迎えた16戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、おいしい神奈川県産畜産物記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた17戦目は、菊花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したサンコロナに3/4馬身届かず2着となった。

12月13日、中4週で迎えた18戦目は、フロイデ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2018年）

1月3日、中2週で迎えた19戦目は、今年も馬い!八幡平マッシュルーム（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

1月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、王者の眼差し賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた21戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（10戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた22戦目は、京浜急行バス杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（11戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月14日、中5週で迎えた23戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、山女特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。